#49 旅をするのは誰のためなのか

2008.11.03|自由奔放すぎたスペインひとり旅



(実は、10月31日付けの旅日記の頃から、セビージャで購入した新しいノートを2冊目のジャーナルとしているのだが…)

このノートにしてからというもの、なんだか日記を長々と書き過ぎてしまっているような感覚がある。やはりシンプルなノートだと、より気楽に書きなぐってしまうのか。



さて、今朝に戻ろう…

10時に目が覚めた。その頃にはホステルの朝食時間は終わってしまっていたし、昨夜限りのルームメイトも、すでに出発した後だった。

これからの残りの旅について少し考えて計画してみることにした。

おおまかな案としては、

・ とても興味がある小さな都市や行きたい場所を、これまで通りすべて訪れることを目指す。小さな町などでもじっくりと時間を使いつつも、常に町から町へ移動しながらスペインを周遊する。

または

・ バルセロナなどの大きな都市に一週間かそれ以上、長めに滞在しながら、観光したり絵を描いたりしてのんびりと過ごす。



まだ決して時間が限られているというわけでも何もない。しかし、心の中は確実にかき乱され始めていて、このままではスペインの北部やポルトガルなどは見ることはできないのではと思いモヤモヤしはじめている自分がいる。

そんなのはいやだ……


いいや、落ち着こう。しばらく前に同じように行先や今後の旅の進路に悩んだ時、私は自分にこう言い聞かせていた。
 


“この旅は、決して人を感心させたり2か月余りの間に何都市をまわれるかをまわりに見せつけたいといった理由でしているのではない。

私は、自分のために旅をしている。

今は、自分自身のために考え、感じ取るんだ。

そして、忘れてはならないのは、スペインのすべての都市を周遊するには十分な時間がなかったとしても、それは世界の終わりでもなんでもない。

なぜなら、これが私がスペインを訪れる最後の機会ではないはずだから。

いつかきっと、私はまたこの地に戻ってきてもっとスペインを旅するんだ。

だから、行きたい都市や場所はまだまだ後の人生まで取っておけばいい。

スペインで暮らしたり、働いたりするチャンスだっていつか訪れるかもしれない。

まだわからないじゃないか。

そうやって信じていれば、なんでも実現する。”