#48 セビージャでの思いがけない洗礼

引き続き 2008.11.02|自由奔放すぎたスペインひとり旅


セビージャに到着してから、タクシーで宿泊予定のユースホステルへ向かった。

そこはまるで、日本でいうところの青少年自然の家といった研修施設のような印象で、病院のようでもあった。たくさんの長い廊下、無機質な建物、簡素なベッドと部屋…本当に病院みたいだった。コルドバではとても快適でリラックスできるホステルに滞在していたので、これは少々堪えた。それに、ユースホステルということで館内のカフェテリアや廊下などには中学生や高校生の団体がたむろしていて、かなり賑やかだった。まるで、林間学校のグループに混ざって宿泊させられているような感覚になった。それもここはスペインなので、もちろんまわりにはうるさいことを注意する先生はいない。

アサインされた女性専用ドミトリー部屋に入ると、ベッドが3つあり、壁に一番近いベッドはすでに使われているようだった。彼女の物が少しベッド際に置かれていて、荷物はクローゼットの中にきちんとしまわれていた。ベッドまわりを見ただけで、彼女がおそらく良い人であり、きちんと物を整理整頓するタイプなのだろうと想像がついた。できれば日本人であったり、13歳とかの若者ではなかったらいいな、と思った。今夜のルームメイトが静かだったらいいな、と思ったのは、今日だけはなんだか平和がほしいと感じていたからだ。

23時頃になって、誰かが部屋をノックする音が聞こえたのでドアを開けた。


ルームメイトが入ってくる…


とっても優しそうなウルグアイから来た人だった!すごく良い人!27~29歳の子供が何人かいるという女性で、一人で旅をしているそう。おそらく彼女は55~60歳くらいだろうか。とても安心したし、とても嬉しかった。もちろん第一言語はスペイン語で、英語も少し話せるようだった。本当に今日の心境の私にとってはパーフェクトなルームメイトだった。おとなりの部屋はどうやら日本人と韓国人の旅行者が泊まっているような様子だったので、私はスペイン語圏の人と同室になれて良かった。彼女の次の旅の目的地はコルドバだったので、いくつかの場所をおすすめした。ほとんどスペイン語でのコミュニケーションだったのでとても楽しかった!彼女と話していて発見できたことは、ウルグアイでは、‘Yo’や‘calle’などの‘y’、‘ll’の発音がshに近くなり、まるでフランス語の発音のように聞こえるということだった。なんだかフランス語とスペイン語が混じり合ったような発音で素敵だ。


ああ、そういえば。この日の夕飯は、中華料理屋さんに行ってチキンチャーハンを食べたんだった。その前には、インターネットカフェにも行った。そのことを先に書くんだったな…


ユースホステルに到着

インターネットカフェを探しながら町を歩き、代わりに、ネットが使えるワークセンターなるものを見つけた。そこのお兄さんがとっても素敵な人だった!

チャイニーズレストランへ。とっても美しい中国人の女の子がいた。レストランのスタッフがみんな良い人たちだった。

部屋に戻ってきた。


今日、バスでセビージャに到着してからの流れはこんな感じだった。