#43 メスキータとコーラン【前半】

自由奔放すぎたスペインひとり旅|2008.11.01|




ほんの短い間とはいえ、かなりの重さのバックパックを背負っていた肩がまだ少し痛む。


現在、11/2の午後。

まずは、11/1に戻ろう。


たしか朝9時くらいに起きて、朝ごはんを食べるために宿の階段を下りていった。

その後しばらくしてから、ドミトリーで同室の男の子たち2人が下りてきたので、一緒に朝ごはんを食べた。他にもポーランドから来たという人たちとも話をした。そのうちの一人とは、しばらくホステルの前でも立ち話をした。

ドミトリーで一緒の男の子のグループは結局私よりも先に出かけていったので、部屋を独り占めすることができた。ゆっくりとシャワーを浴びて、14:30頃に外へ出た。


メスキータ(Mesquita)へ行き、モスクの内部を2時間くらいかけて歩いた。

すると、お腹が空いてきた。

メスキータの近くにアイスクリーム屋さんがあったのを覚えていたので、そこへ行き、ヨーグルトストロベリー味のアイスクリームをベリーソース・トッピングで頼んで、食べ歩きをすることにした。とても美味しかった!

メスキータ周辺を散策している最中に、ルームメイトの男の子4人組を見かけた。


それから、ローマ橋(Puente Romano)を渡り、Torre de la Calahorraへ向かった。この博物館は想像以上に興味深かった。音声ガイドもとても良かった。

博物館で学んでみて、コーランの教えについて感じたのは、人はどう生きるべきかというテーマにおいて、私の感覚とリンクする部分があったということだった。ということは、私はこれまでに、キリスト教、特にカトリックに(学問として)興味を持ち、今はコーランの教えに自分の考え方や価値観を重ね合わせているということになる。

もしかすると、いつかの前世での私は、カトリックの境遇に生まれながらもムスリムに憧れを抱いた人間、または、その逆であったのかもしれない…

それはもちろんわからないが、ただ言えるのは、今日この博物館を訪れ、貴重な時間を過ごせたことで、いろいろと深く考え、感じることがあったのは事実だということ。

ローマ橋を再び渡ってこちら側に戻ってきてからは、2つの美術館はもう閉まっている時間だとはわかっていたのだが、それでもPlaza del Potroという広場にやってきた。美術館の向かいでおみやげ屋さんを営んでいるおじさんとお話をした。とても優しい人だった。

新しい日記帳(ノート)を調達しなければならなかったので、コルドバのショッピングモールまで徒歩で出かけることにした。途中、とても美しいメスキータの夜の姿を見ることができた。ライトに照らされ、美しく彩られた幻想的な夜のメスキータ。

そして、行きに通った公園では、大家族なのか親せきのみんなで集っているのか、芝生の上でフラメンコを踊りながら、手を叩いてリズムを刻んでいる(←パルマという)とても楽しそうな光景を見かけて胸が熱くなった。とってもカッコよかった!これぞ、アンダルシア。

たくさんの家族連れや若い子達で、ショッピングセンターはごった返していた。それもそのはず、今夜は金曜の夜だ。無事にノートを買うことができて、その後は夕食を食べに行った。とっても素敵なレストランで、メインのメルルーサ(魚)がとても美味しかった!

レストランは、Restaurante Federación de Peñasというところだった。