#17 小さな街での、優しさに溢れた大切な時間たち

自由奔放すぎたスペインひとり旅|2008.10.10|

今日は、10:30くらいに起きて出かける準備をはじめた。12時少し前には出発し、例の三銃士おじいちゃん達に出会った町まで歩いていってみた。すると、ちゃんとまたみんなで同じベンチに座っていたので、写真を撮らせてもらった。ひとりのおじいちゃんがずっと、写真撮るならお金払ってね、と言ってた。ただのジョークだったのか真面目に言ってたのか、その真偽はわからず…まぁ、いっか…

ところで、私のブックカメラ(←本型のトイカメラ)の箱が見当たらない。まぁ、いっか…

La Orotavaの街には13時に着いた。昨日行ったレストランにまた行って今日はちゃんとあそこでランチしようと思っていたけど、街に着いたら他に気になるレストランを見つけたので、そっちに行くことにした。がしかし、行ってみたら、おそらく昨日のところの方が良かったなと思った…まぁ、いっか…

今日はずっとLa Orotavaで過ごすことに決めた。なぜなら、また今日もお天気が晴れときどきくもりだったのと、遠くに行くにはなんだか少し疲れていたから。まぁ、いっか…

シネマカフェに行って、ブルーベリーチーズケーキとミルクティを頼んだ。美味しかった♪そこでポストカードを書くことにした。8枚書き終えたところで店を出て郵便局に向かったが…もうすでに閉まった後だった。まぁ、いっか…

カメラ屋さんに行き、使い捨てカメラを買って、Manoloの家族3人を絵に描こうと思っているので写真を選んでプリントした。缶入りの炭酸飲料を買い、ベンチに座ってguaguaバスを待った。すると、一台のguaguaが到着し、見るとあの彼が運転していた!これから回送になるのか、乗客が全員降りたので、これが、彼に話しかけたり、一緒に写真を撮ってもらえる最後のチャンスだと思い、もうこのguaguaは回送になるのか尋ねてから、ぜひ写真を撮りたいと頼んでみた。彼は本当に親切な男性で、とびっきりの笑顔が返ってきた。そのままguaguaの車内で彼と話をすることができた!会話の途中、何人か地元の人が通りすがりに運転手の彼に声をかけたり、あいさつをしたりする度に、彼はていねいに挨拶を返していて、それもなんだか素敵だった。私のスペイン語はあまり上手くないのに、彼はとても忍耐強く私の話を聞いてくれて、大笑いしたり、クスクス笑ったりとたくさんの笑顔を見せてくれた。彼の笑顔も、クスクス笑うのも、彼の話し方も、すべてがとても魅力的だった。私は彼に、まもなくSanta Cruzエリアに旅立つので、もうこの街から出てしまうのだということ、Santa Cruzに二週間滞在した後は、カナリア諸島を出発して、スペイン本土へ渡り、まだまだ旅を続けていく事などを話した。すると、彼の方から私のEメールアドレスをきいてきてくれた!!とっても嬉しかった。私の名前を尋ねてくれたけど、日本人である私の名前をちゃんと覚えるのはちょっと難しそうだった。まぁ、いっか…(笑)

お互いのEメールアドレスを交換して、二人きりで話をしていたのは、実質5~10分くらいだったと思うが、それでも、とても優しい時間だった。

待っていたguaguaが到着したところで、彼も一緒に降りて、私が乗るguaguaまで一緒に歩いてくれた。彼は本当に優しい人。もっと好きになった!!