#16 何もする気が起きない一日のはずが、無心になって絵を描いた午後

自由奔放すぎたスペインひとり旅|2008.10.09|

なんだか、今日はなんにもする気が起きない。たぶんこれは、昨夜雨が降って、今朝もまだ少し雨が降っているからなんだと思う。とても暑くて、そして寒くて、やがて雨が降ってきた。

正午になって、ManoloがLa Corujeraという町のバス停まで車で送ってくれた。そこで、三人のおじいちゃん達に出会った。とても優しいおじいちゃん達。どうやら、ここテネリフェでは、どこにでも必ずベンチに座ってリラックスしながらお話を楽しむご老人がいる。なんかとても素敵。おじいちゃん達の写真を撮りたかったが、あいにくバスが来てしまった。

La Orotavaの街に着いたら、前に行ったシネマ・カフェの近くの別のカフェに入ってみた。カフェの名前はLos Jardines。ハンバーガーとポテトを食べた。

それから、街を歩き、地元の陶器博物館?なるものを目指して行ったが、どうやら今日は閉まっているようだった。なので、小さなカフェを見つけて入ってみた。

いざ中に入ってみると長い廊下があり、その先には木がたくさんある大きな吹き抜けのようなエリアが広がっていた。とても素敵なレストランで、なんだか隠れ家的な感じ。今、まさにそのレストランでこの旅日記を書いている。

今日はなんにもする気が起きないから、現像したフィルムを取りに行って、Donに電話をかけたら、もうMamio Verdeに帰ろうかな…

お、ところで。ここで食べた小さなアップル・パイがとっても美味しかった!ここで食事してたら良かったな…このレストランの名前はRestaurant ”Taoro”(Casa Egon)だった。アップル・パイとミルクティーの後は、たまたま扉が開いていたので、教会へ足を踏み入れた。教会の中の装飾は美しく、その教会の近くにあった銅像の絵を描こうと思い立ち、銅像の近くに腰をおろした…すると、お葬式が行われていることに気づいた。数分前から、雨が降りはじめていた。銅像の絵は描かずに、今そこにある雨と葬列を思い、その感情を表現し描いてみることにした。

その後、Taoroに戻り少し雨宿りだけしてから、バスの時間まで、また違う小さなカフェに入ることにした。そこでは、何年か振りにchurros con chocolateを食べた!美味しかった~。

Guaguaバスに乗って帰ってきてから数時間は寝たが、その後に起きて、Manoloの家族写真をたくさん撮った。

現在、深夜2:30。