#7 近い未来のための下調べに…

自由奔放すぎたスペインひとり旅|まだ2008.10.03|

朝起きたのは…何時かも思い出せない!!なんて短気な記憶…まあ、いっか。

朝食を食べた。かなり食べた。シャワーを浴びて、出かける準備が完了。はじめに、マドリードでニューヨークフィルムアカデミー(NYFA)のコースが開講されている所があるエリアに行ってみた。とても長い時間歩き続けて、何度か道に迷った。そして、ついに見つけた、’El Mundo’(NYFAがあるビル)。でも、そこまで。ビルの中に入ったりなどは何もしなかった。122路線のバス停を探したが、見つけられなかったので、代わりに何時間か歩くことになったが、それでも、とっても良いウォーキングになった。ついに歩くのをあきらめて、地下鉄に乗って、また旅の後の方でマドリードに戻ってくる際に滞在するために予約していたホステルを見に行ってみることに決めた。そのホステルは、実際に行ってみると、最寄りだというSierra de Guadalupeという駅からかなり離れたところにあり、途中、工業地帯、つまりは何もないところを永遠と歩き続けないと辿り着けなかった。ホステルの前には何人もの男たちがたむろしていて、外から見てもかなりガラが悪そうなことが見て取れたので、そこは事前にキャンセルすることに決めた。


今年が2021年、そして私がスペインを旅した年が2008年…当時は、まだスマホ時代の頭くらいでしたし、私もスマホなんて持っていませんでしたので、日本のガラケーは海外では使用できないのが普通。つまり、旅先でネットを使いたいときには現地の宿のゲスト用のパソコンを使うか、または行く先々でインターネット・カフェを探しては、行きたい場所への地図をその都度プリントアウトして手にぎゅっと握りしめて出かける、といった具合だったのです。振り返れば、とても貴重な時代のおわりに旅をすることができたんだなーと。